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●品名:オランジェロ ’Jackson Low Seeded/ジャクソンフルーツ 実生 苗2年生② 学名 グレープフルーツ交雑種 Citrus paradisi x sinensis ?
●解説:
私も、日本のスーパーで出回る大衆果物をいろいろ食べてきましたが、ジャクソンフルーツは誰しも一度食べたら忘れることはないでしょう。
まず見かけは標準的なグレープフルーツより一回り小さくオレンジ程度で、明るい黄色の皮、より球形です。味に特徴があり、酸味が極めて少なく、苦味もかなり少なく、しかし淡泊ではない、果肉は極めて柔らかく多汁、とにかく食べやすいのです。
調べてみると19世紀「Triumph」という最も古い名前のついたグレープフルーツがフロリダにありジャクソンフルーツ同様食味が優れていたが種が多いため普及せず、そのあと南アフリカで種の少ない本種が、Triumphの枝替わりとして発見された、とのことです。
種の数ですが、私の食べたものでは、1つの実に1個入っているかいないか程度ですので、一袋5,6個から実生も数株しかできませんでした。
一般には、グレープフルーツとして扱われておりますが、味が通常のグレープフルーツに比べて酸味も苦味も極めて少なく非常に食べやすいことと、果実の形がオレンジに近いことから、orangelo(オランジェロ。オレンジとグレープフルーツの交配種)と考えられており、なるほど納得です。
実生はどんな実がなるのか興味深いのですが(すみません、単胚か多胚かは確認しませんでしたので、親と同じクローンが含まれるかどうかはわかりません、単胚の気がしますが)、何分、柑橘の実生は結実に時間がかかるので、もしできれば他の成木に接ぎ木を検討されるのもよいと思います。柑橘の栽培ではやはりトリステザウイルスへの耐性もちょっと心配になるところですしね。アブラムシが媒介するので感染自体は防ぎようがないのです。
柑橘の実生の自根栽培で、適切に栽培されているようなのに実生から数年すると根元や根が弱って枯れるものがあるのは、ほぼトリステザウイルスだと考えています。ミカン類やカラタチ、またはザボンの一部などは耐性があり元気に育っていますが、当地では耐性の無いものの多いオレンジの実生自根苗は徐々に弱って枯れてしまいました。こうした弱った兆候がみられたら、カラタチなど耐性台木かそうしたものに接がれている成木に高接ぎしたほうが安全です。トリステザウイルスは主として根元を犯すものなので、根元に耐性のある木が使われていれば大丈夫です。
●発送:
〇鉢植えで発送予定です。スリット鉢植えですので植え替えは来年後半でも大丈夫です。
〇送料を抑えるため、枝をまげて梱包することがあります、ご了承ください。
★お知らせ:最近転居により、品物の置き場と私の住所が離れてしまい、基本的に週末土日のみ発送しております。
もし決済が日曜以降になりますと、発送が次の週末まで延びることがあります。ご不便をおかけしますが、ご了承の上、ご入札をよろしくお願いいたします。